県知事に「新西和医療センター」の機能充実等に関する要望書・意見書を提出(西和7町)

更新日:2024年01月05日

令和5年12月25日、奈良県庁において、「新西和医療センター整備基本計画)(県が令和6年度に策定予定)に反映していただきたい事項として、下記の3つの要望を明記した要望書(町長)・意見書(町議会)を、西和7町(平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、上牧町、王寺町、河合町)の総意として山下真県知事に提出しました。

【左から】代表で訪問した、平井王寺町長、今中上牧町長、西脇平群町長、(山下県知事)、浅野安堵町議会議長、沖王寺町議会議長

提出した要望書の全文

 

「新西和医療センター」の機能充実等について(要望)

 

平素は、西和地域の振興・発展のためご尽力いただいておりますことに深く感謝いたします。

現在の西和医療センターは、西和地域の中核病院として、昭和54年4月の開院以来40年以上の長きにわたり、地域住民が最も頼りとする身近な総合病院として、救急医療を含めた地域医療を担い、安心できる医療体制を提供していただいてまいりました。

さて、国では「こども家庭庁」が発足し、次元の異なる少子化対策の実現に向けて、こども施策の基本的な方針や重要事項等を定める「こども大綱」が示される予定です。

国の施策の充実等により子育て世帯の増加が期待されますが、この西和地域には、分娩が可能な施設は1診療所と1助産院のみであり、慣れ親しんだ場所で子どもを産むことができない状況であることから、安全に安心して妊娠・出産と子育てができる医療体制が望まれます。

また、医療DX推進にあたりオンライン資格確認システムのネットワークを拡充することで、医療機関や薬局、介護事業所、自治体、保険者等の間で保健、医療、介護の情報を共有する「全国医療情報プラットホーム」を国において構築中であり、令和8年度から全国的に運用開始を予定されています。

そこで、地域医療を担う新病院の設置にあたり特に下記の機能充実等を図るべく、「新西和医療センター整備基本計画」へ反映されることを強く要望します。

 

  1. 分娩を含む周産期医療体制の一体的整備
  2. 小児二次救急体制の充実
  3. 医療・介護のオンラインによる情報連携をはじめとした地域包括ケアシステムの整備

 

令和5年12月12日
奈良県知事 山下 真  様

平群町長、三郷町長、斑鳩町長、安堵町長
上牧町長、王寺町長、河合町長

提出の経緯や要望のポイントを特別号で紹介しています

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