「王寺町における高齢者の購買行動の実態と買い物困難者対策」にかかるアンケート結果について

現代の日本では大都市圏郊外において急速な高齢化に伴って、日常の買い物が困難になる高齢者が増加しています。王寺町においても集落、新興住宅地、駅前中心市街地などの各地域で買い物環境が異なる状況にあります。そこで、町内在住の高齢者の買い物環境に対する評価、買い物行動、及び王寺町が実施している外出支援事業が買い物支援にどの程度貢献しているのか、また、地区によって買い物に不便を感じている人の割合等にどのような差異があるのか等について、王寺町と連携協定を結ぶ奈良大学との共同で研究を進めています。

まずは、昨年11月に町内在住の65歳以上 3,500人（無作為抽出）の方を対象に「買い物環境に関するアンケート調査」を実施しました。アンケート結果で明らかになった課題をもとに、今後、現地への聞き取り調査により、実際に住民の皆様の生の声を聞かせていただくことや王寺町の地理的条件との関連性を調べることなどで、高齢者の買い物行動の実態と課題を明らかにし、解決のための方向性を検討していきます。