新型コロナウイルス感染症が流行しています
新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を病原体とする感染症です。
感染経路
主にエアロゾル感染、飛沫感染、接触感染とされています。
- エアロゾル感染:ウイルスを含む飛沫よりも更に小さな水分を含んだ状態の粒子のエアロゾルを吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
- 飛沫感染:感染者・患者の咳やくしゃみにより、菌が放出され、それを吸い込んで感染します。
- 接触感染:菌に汚染されたモノ(飛まつが飛んで付着したモノや菌がついた手で触れたモノ)を触った手で、目、口、鼻の粘膜に触れることにより感染します。
潜伏期
潜伏期間は 1~14 日です。発症者のみならず、発症前や無症状病原体保有者でも他人を感染させる可能性があります。感染者の20%程度は無症候性病原体保有者であると考えられています。
症状
呼吸器症状、発熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚障害、下痢など多様な症状がみられることがあります。また、全身倦怠感等のかぜ様症状が約 1 週間持続することなどが特徴です。発症者の多くは軽症ですが、高齢者や基礎疾患を持つ者は重症化する可能性が高いとされており、呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈すこともあります。
妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ
妊娠中に新型コロナウイルスに感染しても、基礎疾患を持たない場合、その経過は同年代の妊娠していない女性と変わらないとされています。しかし、妊娠後期に感染すると、早産率が高まり患者本人も一部は重症化することが報告されています。
高年齢での妊娠、肥満、高血圧、糖尿病などが新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子であるという報告もあり、このような背景を持つ妊婦の方は、特に感染予防に注意してください。
予防と対策
マスク着用、手洗いなどの基本的な感染症対策を心がけましょう。また、咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチでおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。
手洗いは流水のみでもウイルスを洗い流すことができるため有効です。また、石鹸を使用した手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるのでより高い効果を得ることができます。流水や石鹸での手洗いができないときは、手指消毒用アルコールを使用することでウイルスの膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。そして、基本的な感染症対策の換気、密閉・密集・密接の回避も心がけましょう。
参考
この記事に関するお問い合わせ先
保健センター
〒636-0003
奈良県北葛城郡王寺町久度2-2-1-501 リーベル王寺東館5階
電話番号:0745-33-5000 ファックス:0745-33-5001
更新日:2025年09月25日