知って防ごう!高齢者虐待
「介護の悩みや負担」をひとりで抱え込んでいませんか?
高齢者虐待はどこにでも起こりうる身近な問題です。
高齢者の介護は、期間が長くなるほど介護を担う家族(介護者)の心身にも負担がかかります。
介護疲れや責任感の重さで、介護者が追い詰められ自ら気づかないうちに、「虐待」に至ってしまうこともあります。
介護を一人で抱え込まず、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターに相談したり、介護サービス等をうまく利用し、地域で協力して高齢者や介護する人を見守り、助け合うことが高齢者虐待の防止につながります。
高齢者虐待の主な種類
「高齢者虐待」は、必ずしも暴力的な行為だけとは限りません。暴言や無視、嫌がらせ、必要な医療や介護サービスを受けさせない、世話を怠るといった行為も「高齢者虐待」に含まれます。また、性的な嫌がらせ、勝手に高齢者の資産を使用する行為も該当します。
| 種類 | 内容 | 具体的な例 |
|---|---|---|
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身体的虐待 |
暴力行為で、痛みを与えたり、 身体にあざや外傷を与える行為。 本人の行動を制限したり、外部との接触を意図的、継続的に遮断する行為。 |
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介護・世話の放棄・放任 |
介護や生活の世話を行っている者が、その提供を放棄または放任し、高齢者の生活環境や、高齢者自身の身体・精神的状態を悪化させていること。 |
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心理的虐待 |
脅しや侮辱等の言語や威圧的な態度、無視、嫌がらせ等によって、精神的苦痛を与えること。 |
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性的虐待 |
本人への性的な行為の強要または性的羞恥心を催すあらゆる形態の行為。 |
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経済的虐待 |
本人の合意なしに、または、判断能力の減退に乗じ、本人の金銭や財産を本人以外のために消費すること。 本人の生活に必要な金銭の使用や本人の希望する金銭の使用を理由なく制限すること。 |
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高齢者虐待の背景
虐待者側の要因
介護疲れ、介護に関する知識不足、人格や性格、障がいや疾病、経済的困窮、これまでの高齢者との関係、家族・親族の無関心 等
高齢者側の要因
認知症の症状、身体的自立度の低さ、人格や性格、障がいや疾病、支援の受け入れ拒否 等
高齢者虐待に関する相談窓口
「高齢者虐待かな?」と思ったり、心配になったときには、まずはご相談ください。通報者や通報内容に関する秘密は守られます。
早期の発見により問題の深刻化を防ぎ、高齢者を守るだけではなく、虐待をしている家族等の介護者を救うことにもつながります。
相談先
| 王寺町地域包括支援センター |
住所:王寺町王寺2丁目1番23号 電話 :0745-73-2001 受付時間:(月曜~金曜)8時30分~17時15分 休業日:土曜・日曜・祝日及び年末年始 (12月29日~1月3日) |
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王寺町在宅介護支援センター 「ハートランドしぎさん」 |
住所 :王寺町王寺2丁目6番1号まさごビル2階 電話 :0745-33-5050 (24時間受付・夜間転送電話) |
| 大和園王寺在宅介護支援センター |
住所:王寺町葛下3丁目161番地の1 電話 :0745-72-8580 月〜金曜日 午前9時〜午後4時 (上記時間外は 0745-79-5500 へ) |
緊急を要する場合は、下記へ相談してください。
| 西和警察 |
王寺町葛下1丁目7番9号 |
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この記事に関するお問い合わせ先
福祉介護課
〒636-8511
奈良県北葛城郡王寺町王寺2-1-23 王寺町役場1階
電話番号:0745-73-2001(代表) ファックス:0745-73-6311



更新日:2025年12月01日