放光寺・片岡王寺跡
片岡山と号する黄檗宗の寺院で、片岡王寺・片岡僧寺ともいわれた古代寺院につながる寺院です。片岡王寺は、四天王寺式の伽藍配置をもち、7世紀前半に敏達天皇系王族によって建立されたと考えられ、明治20年(1887)ころまでは塔・金堂の基壇や礎石が残っていました。付近からは、飛鳥時代の軒丸瓦などが出土しています。
中世の落雷や兵火によって荒廃していたのを、17世紀末に鉄牛という僧が中興したのが現在の放光寺のはじまりです。境内には天文17年(1548)に奉納された石灯籠が今も残っています。
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更新日:2017年02月28日