片岡神社

更新日:2017年02月28日

 片岡神社の名は、延長5年(927)に完成した『延喜式』の神名帳にすでに「片岡坐神社」として見えます。元来は、王寺町元町の大峯にある「モトミヤ(元宮)」に祀られていたといい、大峯には今も宮座が残っています。片岡神社は俗に「大宮」と呼ばれ、中世から近世にかけては「五社大名神」「五社明神」と呼ばれていました。

 明治42年(1909)には、大田口にあった金計神社、中村にあった大原神社、門前にあった住吉神社を合祀し、現在では王寺全体の総鎮守として祀られています。岩松寺には片岡神社に奉納された江戸時代の大般若経が収蔵され、品善寺には片岡神社の本地仏(ほんじぶつ)であった十一面観音立像と地蔵菩薩立像が安置されています。

(写真)片岡神社の現状

片岡神社

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