品善寺
蓮台山と号する融通念仏宗の寺院で、元来は浄土宗の寺院であったといわれています。境内の薬師堂には奈良県指定文化財となっている薬師如来像が安置されています。この像の頭部分の内面には墨書銘(ぼくしょめい)があり、南北朝時代に活躍した舜慶(しゅんけい)という仏師が26歳のときに制作したことがわかっています。
また、本尊の阿弥陀如来像は平安時代初期に制作されたと考えられ、後世に目の部分に修理が加えられた痕跡があります。片岡神社の本地仏(ほんじぶつ)であった十一面観音立像と地蔵菩薩立像も安置されています。
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更新日:2017年02月28日