白山姫神社

更新日:2017年02月28日

送迎(ひるめ)の一部と送迎別所、小黒の一部の氏神で、明神山参道を境に火幡神社と氏子域を二分しています。東側に隣接する香塔寺とは江戸時代には神仏習合の関係にあり、境内の春日社殿前西側の灯籠は貞享4年(1687年)に「畠田村 香塔寺氏子中」によって奉納されたものです。

修験道の白山信仰により発展してきた白山姫神社は、本来、白山比命・伊弉諾命・伊弉冉命を祀り、修験道の流入がこの神社の信仰のはじまりとも考えられます。

入り口にある石鳥居は、天保2年(1831年)に現天理市域の人々や大坂の商家らが送迎太神宮に奉納したもので、火幡神社の灯籠と同じく送迎太神宮の撤去後、この場所に移されたものと考えられます。なお、石段にも「送迎太神宮道」と刻銘された道標が半砕された上で転用されており、送迎太神宮の遺品が残されています。

白山姫神社の拝殿

白山姫神社の拝殿

送迎太神宮の道標を転用した石段

送迎太神宮の道標を転用した石段

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