【注意喚起】特定外来生物のクビアカツヤカミキリ成虫の発生時期になりました

更新日:2024年06月10日

平成29年に奈良県内で初めてクビアカツヤカミキリの成虫が確認され、王寺町においても成虫が確認されました。

クビアカツヤカミキリは、主にサクラ、ウメ、モモなどのバラ科の樹木を食い荒らし、枯死させる危険性がある特定外来生物です。4月頃から幼虫の活動が活発になり、「フラス」とよばれる木くずと糞の混合物を排出しながら木を食害していきます。

人間に直接危害を及ぼすものではありませんが、衰弱木や枯死木の落枝・倒木により事故が発生する恐れがあります。被害を拡大させないために、成虫、フラスを見かけたら駆除と情報提供をお願いします。

クビアカツヤカミキリとは

クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定され、飼育、保管、運搬、輸入、野外への放出等が原則禁止されています。

幼虫は4月から10月頃に樹木内部を摂食し、大量のミンチ状のフラス(フンと木くずが混ざったもの)を排出しながら2年から3年を過ごし、5月から8月頃に成虫となって樹木の外に現れます。

成虫は、体長約2.5から4センチメートルで全体的に光沢のある黒色で、胸部(首部)の赤色が特徴です。

成虫

成虫

フラス

フラス

クビアカツヤカミキリを見つけたときは

  • サクラなどの樹木の下に大量のフラスやミンチ状のフラス、脱出孔、成虫を見つけたときは直ちにその場で捕殺してください。可能であれば写真を撮って下記お問い合わせ先までご連絡ください。
  • 被害の拡大を防ぐため、その場での駆除(市販の殺虫剤やを噴きかける、踏み潰す等)をお願いします。(※特定外来生物のため、生きたままでの運搬は法律で禁止されています。)
  • 食害が発生した樹木へは、「薬剤の散布」、「薬剤の樹幹への注入」などの対策があります。(ホームセンター等で入手できます。)

詳細は、奈良県公式ホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

住民課

〒636-8511
奈良県北葛城郡王寺町王寺2-1-23 王寺町役場1階
電話番号:0745-73-2001(代表) ファックス:0745-73-6311