達磨寺

更新日:2017年02月28日

 達磨寺は、片岡山と号する臨済宗南禅寺派の寺院で、開基されたのは、鎌倉時代と考えられます。聖徳太子が飢人(きじん)を助け、厚く葬ったという『日本書紀』推古天皇21年(613)条に記される説話がもとになり、その飢人が実は達磨大師の化身で、現在の達磨寺3号墳(本堂下に所在)が達磨大師の墓であるという伝承が成り立ったことによります。その後、旧仏教勢力の弾圧や松永久秀の兵火によって荒廃を繰り返しましたたが、そのたびに復興が遂げられました。とくに室町時代には室町幕府の将軍足利氏の援助を得ながら、南峯祖能(なんぽうそのう)が住持(じゅうじ)となって大規模に復興されました。

 平成14年(2002)には本堂基壇に掘り込んで構築した小石室から石製宝篋印塔、土師質合子、水晶製五輪塔舎利型容器、舎利が入れ子式に埋納されたかたちで発見されました。これらの遺跡は、達磨寺が開基される13世紀前半、達磨寺3号墳の埋葬主体とされる達磨大師の追善供養のために埋納されたのではないかと考えられます。

(写真)現在の達磨寺本堂

現在の達磨寺本堂

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